会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

文明の利器のありがたみ

キャンプは『文明の利器のありがたみ』を改めて感じさせてくれる趣味です。



例えば、ガスバーナー、これは最強の武器です。焚き火でも勿論調理は出来ますが、簡単に、道具を汚すことなくクリーンに煮炊きすることが出来る。天気の悪い日なんかは最悪テントのなかで調理出来ます。


こんな素晴らしい道具があったなんて・・・、という気にさせてくれます。


もうひとつは、除菌シート、こちらも凄いです。


キャンプの洗い物は、大体そのキャンプ場の洗い場で行うというイメージの方も多いと思います。ですが冬の朝や、夜遅くなど、行くのが億劫に感じられることもあります。また冬の寒い日なんかは水で洗うことに苦痛を感じる方も居られるでしょう。


そこで厚手の除菌シートをひとつバッグに忍ばせて置けば、こちらも文明の利器のありがたみを充分に感じることが出来ます。肉を焼いた後のフライパンや、皿なんかを、サッと拭くだけで充分綺麗にすることが出来ます。水を使わないので手もかじかまないし、そのままバッグに仕舞うことが出来るので、帰ってから再度取り出して洗う、なんてことをしなくて良くなります。


この道具たちのおかげで、どれだけキャンプが快適になったかわかりません。まさに文明の利器です。


こういうことは普段生活している分にはわからないことだと思います。不自由な生活によって初めて、そのありがたみを感じることが出来ると思います。


私たちは、進み過ぎた現代の生活によって、そのありがたみを感じにくくなっていると思います。


だから文明の利器のありがたみなんていうよりも、すこしでも小銭を稼げるメソッドの方に夢中になり、大らかな視点みたいなものを失ってしまう。本当は楽に生きれるのを、自らギチギチのラッシュアワーに追い込んでいるかのようです。


この日本では、ただ生きるというだけなら驚くほど簡単です。キャンプは、そのことをよくわからせてくれる趣味だと思います。

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