会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

生命を軽視する国家

こんにちは。


ここのところ家でじっとしてたので、明らかに体が重くなっています。


一度山へ向かったのですが、歩き始めてからあまりの寒さにすぐ引き返してしまいました。


あまり寒いと筋肉が痛んでしまうような気がして、すこし暖かくなるまで山登りは控えようと思います。


家でやっていることといえば、ニワトリの世話と焚き火です。


ニワトリといえば、今年度の鳥インフルエンザによる殺処分数が、1000万羽を越えたとか。


処分する方の精神的ダメージもかなりのものでしょうが、殺処分されるニワトリのやるせなさは想像を絶します。


その養鶏場で一羽でも感染が確認されたら、すべてのニワトリを殺処分するのだとか。もう現代のバタリー養鶏(大量のニワトリをケージで飼育する方式)は、転換点を迎えているのではないでしょうか。


このまま生まれては殺処分、生まれては殺処分を繰り返して行くと、いずれ生命が生まれて来ること自体を拒否してしまうのではないかと思います。


私は卵の自給目的と、愛玩用として飼っているのですが、とても可愛らしく、癒されます。


その一方では、何百万羽ものニワトリが機械的に処分されている。もちろんただ感傷的に可哀そうだというのは偽善ですが、養鶏業界の仕組みを変えて行かなければならない時期に来ていると思います。


あんな閉鎖空間で大量のニワトリを飼育して、エサには病気にならないよう抗生物質を混ぜ、身動きも取れないままひたすら卵を産み続ける。これでは生き物の持つ自然治癒能力も発揮出来ません。


せめて自由に動き回れるスペースと、ストレスを感じない生活を送れる環境を用意して、それでも鳥インフルに罹るのかどうかを確認してからの話しではないでしょうか?


欧米では『アニマルウェルフェア』といって、家畜にもいたわりと生き物としての尊厳を考えた飼育方法を採用するようになって来ているとのことです。


日本という国は、本当にただの使い捨て&物として見ることしかしない、先進国最低ランクの生命を軽視する国家になりかけています。


いや、もう先進国からは脱落したんですよね?

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