会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

電気自動車は次世代のクルマか

こんにちは。


新潟に降った大雪で、幹線道路でクルマが立ち往生してしまい、何時間も動けないという事態がまた発生しました。


もう復旧しているみたいですが、8時間以上もクルマに閉じ込められ、体調を悪くされる方もいたみたいです。


またなかには雪に埋もれた車内に排気ガスが充満し、一酸化炭素中毒で亡くなられた方もいたとか、お気の毒です。


日本ではこれからますますこのようなことが起きてくると思います。豪雪によって交通が麻痺し、閉じ込められてしまう、そのためにはそれ相応の備えをしておかなければなりません。


一酸化炭素中毒については、マフラー周辺の雪を定期的に掻いておくという他ないと思います。その代わり、エンジンで暖を取ることが出来るので、それさえ忘れなければ生命の危険は無くなるでしょう。


私が心配しているのは、電気自動車に乗っていた場合のことです。


電気自動車は、バッテリーに蓄電した電気によって、走行及び内部の運転をしています。そのバッテリー容量について、年々性能は上がっているようですが、まだまだガソリンエンジン車に代わるまでには至っていません。


そして今回のような災害に見舞われた時、ガソリン車が熱によって暖気出来るのに対して、電気自動車は暖房が直に電力を消費してしまいます。また完全にバッテリーが上がった時にはガソリン車のようにすぐに補給、というわけには行きません。


私は電気自動車がエコな乗り物というのに懐疑的です。そしてヨーロッパが電気自動車を推進しているというのも、戦略的な面が大きいと思います。


ガソリンエンジン車は世界的に見て、まだまだ必要です。環境が過酷な国、アフリカや中東などでは、無事に戻って来れるという性能がなによりも必要です。また電気で走ると言っても、太陽光などの再生エネルギーですべて賄うにはまだまだ課題があります。恐らく日本の自動車メーカーも、そういう認識でいると思うのですが、ヨーロッパ諸国のしたたかさに翻弄されている、といった感じだと思います。


太陽光パネルを自宅の屋根に付けて、クルマはその電力で充電、スマートな未来のスタイルのようにみえますが、それが実用レベルで使い物になるのはまだまだ先のことと思います。


中国の自動車メーカーがなにやら勇んで新興国に攻勢をかけていますが、現実的な問題が片付いていないので、いずれ破綻すると思います。

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