会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

静岡県境~道の駅山北~不老山(2022.10.30.)

昨日の遠征について、書いてみたいと思います。


前日にアウトレットに行って、パンツを新調したので、早速履き心地を試してみることにしました。目指すはお隣の神奈川県です。


8時に家を出発、林道のゲートにバイクを止め、歩き出します。そして先日見つけた東電の高圧鉄塔用の作業道を辿って行きます。


この道を行けば、恐らく迷うことはないとのこと。遥か下の、道の駅山北に見当を付け、下りて行きます。


ですが途中、斜面の崩落によって、道が消失しています。仕方がないので、沢の音の聞こえる方へ下り、沢に沿って歩いて行くことにしました。


しばらく歩いて行くと、ようやく民家が見え、ホッとしました。遭難することはないだろうと思ったものの、確信のないまま未踏の地を歩くのは不安があります。


ここは『塩沢集落』と言って、神奈川の西にある集落です。昔の廃屋などが残り、歴史を感じさせます。



岩タバコとは、初めて聞きました。なんでもこの岩盤に自生している葉が岩タバコというらしいです。もしタバコの代わりになるものなら、今度採取して作ってみようか、と思いました。セミリタイヤの副収入源として(↼掟破りの典型的思考パターン)。ですが残念ながらこれは食用になるもので、そういう用途には使えないそうです。葉の形がタバコに似ているということが、その名の由来だそうです。


まあそうだよな、そんな簡単に金儲け出来るわけがない、ですが私は、何処かにそういうものがあるのではないかと、いつも感覚を研ぎ澄ますようにしています。



道の駅山北に下りて来ました。ここで小休止して、今度は再び静岡県に戻るルートに向かいます。そうして不老山の神奈川県側の登山口に到着しました。


ここから2時間、ひたすら登山道を往きます。途中すれ違った人は一人だけでした。なんとまあ快適な山行です。


歩きながら、私は登山というのは『健康であることに感謝する趣味』なのではないかと思いました。自分の身体の何処かひとつが調子悪くても、山歩きには不調を来します。そういう当たり前のことに気付かせてくれる趣味のような気がします。



途中の拓けた場所から、小田原の街、その向こうに見える相模湾を望みます。画像ではわからないかも知れませんが、水平線が微かに丸くなっているのが見えました。


静岡県側に戻り、ようやく林道の帰り道に出ました。時刻は16時を回っています。バイクを止めてある所に着いたのは、17時でした。


総距離15kmあまりの、(いまの自分にとっては)遠征でした。不思議と疲れは残らず、また何処かへ行きたいとさえ思っています。


歩きながら様々なことを考えたり、またハイのような状態にもなれる、金の掛からない趣味。おまけに身体にいい。多くの人が登山を最終的な趣味に置くのもわかるような気がします。


無職にあるいまのうちに、行ける所には行って置こうと思いました。

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