会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

コロナ後も観光が活気付かないワケ

こんにちは、curiosです。


コロナがまだ完全に収束したわけではないですが、社会の方にも自粛はもういいだろうという雰囲気があります。今年のゴールデンウィークは各地ともほぼ元通りの賑わいになって、その後の多少のリバウンドはもうしょうがない、という感がありますね。


でもニュースなどを見ると、思ったより客足が伸びない、という飲食店や旅行関係者の声があります。
そしてその理由を、やはりコロナを警戒しているせい、と分析する識者の声もあります。


私はまったく違うと思いますね。


その一番の理由は・・・、


皆ないい加減飲食業界や旅行業界の、通り一遍のサービスに飽きてしまったからだと思います。


例えば飲食店は、コロナで家飲みが流行って、店で飲むより家で飲む方が手軽だということに、皆なが気付いてしまった。それなのにいままでと同じサービスをしていればいいと思ってしまっている。


旅行業界もそうです。コロナが収束して、客足が戻ってくれば前と同じようになる、そういう発想でいる。そしてやっていることは、今までと変わらないことです。


はっきり言って飲食店や旅行業界は、期間中マスメディアの恩恵にかなり浸っていたという感があります。マスメディアが苦境だ苦境だと、結構取り上げてくれましたが、その恩恵にばっかり乗って、自粛明けのプランみたいなものはなにも練っていなかったんじゃないでしょうか?


コロナで冷え切った消費者心理が、勝手に戻って来ると踏んでいたのでしょうが、逆に言えばコロナで消費者の眼はそういったことに対して厳しくなった、と思います。言葉は悪いですが、チャラいと思っていた消費者が、すこし賢くなってしまった、ということです。


例えば、格安の温泉旅行で定番となってしまった感のあるバイキング、あれはどうみてもショボイです。お客の足元を見てるとしか思えません。コロナ明けぐらい、ああいったものを取っ払って、ちゃんとしたコースメニューみたいなものを出すとか、メインの料理はキチンとしたもので、後は好きなものを、といった感じで、心機一転さを出すのがいいと思います。その分値段は高くなっても、頑張ってる感は伝わって来るんじゃないでしょうか?


コロナ禍というのが、消費者の眼を一段と厳しくさせた、という効果もあったようです。

×

非ログインユーザーとして返信する