会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

知床遊覧船とほぼ同じ思想の組織

こんにちは、curiosです。


知床遊覧船の遭難事故について、そのずさんな運航管理体制などが問われています。責任の所在を何処に求めるか、また不毛な罪の擦り付け合いが始まると思うとなんともやり切れない思いです。


ですがこの構図は自分がまだ籍を置いている会社の姿勢と、そんなに変わらないと思いました。


いまの会社は、従業員に特殊な免許を取らせないで色んな機械を扱わせています。本当は免許を取らせないといけないものもあるのですが、公道ではないのと、扱うのは敷地内のみということで、ほぼ違法なのを承知で扱わせているのです。


大型のショベル、ユンボ、そういうものをただの作業員に平然と使わせているのです。そういうものを扱わせて、万が一その機械が傾斜のあるような場所で転落して押しつぶされたとしたらどうするのでしょう?またアームの操作を誤って他人を巻き込んでしまったり、跳ね飛ばしてしまったりしたら、会社はどう責任を取るのでしょう?まさか免許は各自で取得して置くものと認識していた、などと言うのでしょうか?


最近のこういうニュースを見ると、会社組織の在り方みたいなものが全ての段階で問われている、という風に思えます。私もこのニュースを見ていると、本当に自分の会社の在り方と重なるのです。ロクに安全や法律のことを考えないで機械を運行させる管理者、事故を起こした場合の責任の所在などを明確にせず、とにかく利益を得るために(従業員を酷使するために)現場に送り出す所属長。これは知床遊覧船のことではなく、うちの会社の職場のことです。


いまから考えても、恐ろしいほど構造が似通っていると思いました。そして適応障害という病気で離脱したのを、却って良かったと思うようになりました。すくなくとも五体満足のままで帰還することは出来たからです。


悲しいですが、日本の現場なんてどこも似たり寄ったりです。この事故を受けて国が似たような経営をしている運航会社を緊急検査する、なんて言っていますが、事が起きてから大騒ぎするといういつものパターンだなと思いました。


そうではなくて、業種を問わず違法な操業をしている会社にも同じぐらいの圧を掛けるべきです。


本当に、自分の判断は間違っていなかった、と思います。

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