会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

共産主義の悲劇

こんにちは、curiosです。


ロシアのウクライナ侵攻が長期化して、ロシア国内にもプーチンを非難する動きが出始めて来ているとのことです。


共産主義国家といえども、完全なウソは付けないということになりますね。


さて、この現代社会にあって、どの思想が優れているか、議論は尽きませんが、一応は資本主義社会というのが覇権を握っていることになります。


資本主義社会というのはいわば自由競争を認めた市場主義社会というもので、優れた頭脳を活かしてなにかを開発したり、努力して起業した人などがそれに見合った成果を得ることの出来る社会です。


対して共産主義というのは、仕事の成果で報酬を払うのではなく、万人に平等な賃金を与え、貧富の差を無くそう、という思想です(すいません大体の知識です)。


一見すると、資本主義社会が苛烈な競争に晒されて、貧富の差が激しくなるように見えます。まあ実際貧富の差は激しいです。ですが共産主義社会の方は、元々が豊かではありません。


その豊かではない財政の中から、平等に賃金を与え、まあ一応は平等な社会を作る。そこまではいいのですが、共産主義国家からは必ずと言っていいほど独裁者が出ます。そしてその独裁者が富を独占してしまう。そして富の独占どころか情報操作や言論統制もしてしまう。


この時点で共産主義というのは破綻しているということになります。もちろん資本主義というのも様々な問題を孕んでいる。ですが資本主義社会というのは情報を得るということに関しては公平です。TVを見たり、新聞を見たり、インターネットで情報を収集したり、様々な手段がある。そして権力者でも企業のお偉い方でも、ウソを付いたら糾弾される。または国民が黙っていない。


人間の歴史のなかで平穏であった時などないのかも知れませんし、どの思想も弊害はあるものの、権力者がウソを付けないというものの方が絶対に健全です。だから最近マスコミを非難する人が多いですが(私もその一人ですが)、まだそういうものが機能している、ということは国として健全だ、ということになると思います。先日TBSの報道特集でベラルーシの大統領の独占インタビューを見ました。もうはなからウソを塗り固めたような会見で、TBSはこの茶番にいったい幾らの報酬を払ったんだろう?と気の毒に思えるような内容でした。


このことから見ても、国家というのは権力者がウソを付かないようにせざるを得ない仕組みの方が、国民は幸せになれるということになります。結局は国民には勝てない、というように。

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