会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

見えない階級制

どうやら、世のなかには見えない階級制といったものが敷かれつつあるようです。


日本の株価はバブル期を超えた、とのあたりから、持つ者と持たざる者の差がはっきりし始めた気がします。


一般庶民には株価の恩恵など届かず、いったいどこでそんな景気のいい話が持ち上がっているんだろう、と首を傾げますが、今回の株高でその明暗がはっきりしたようです。


持つ者はその体制を更に盤石なものにします。家庭を持ち、子供を持つ人たちは、子供を塾に通わせ、自分たちをエリートにするため奔走します。


マスコミは、政権と大企業の傀儡と化し、都合が悪いニュースには蓋をするか、喉の奥に物が詰まったような報道しかしません。


我々一般庶民はこんな出口のない状況のなかで、どう対処して行けばいいのでしょうか?


ひとつには、本を読むこと。本の世界には、まだそのような傀儡の手は届いていません。また本を読むような人には、現在のマスコミの稚拙なトリックは通用しないことと思います。


自分の思考体系というものを確立させ、どんなニュースにもそのフィルターを適用させること。


このニュースにはどんな思惑が働いているか、大企業や権力団体への忖度が働いていないか、などとアンテナを張り巡らせるのです。


そうして持つ者たちの欺瞞や、国家権力の横暴を見抜いて晒すのです。


まだ日本は一応は民主主義国家であるので、反乱分子として取り締まられることはないと思います。


これからどうなるかはわかりませんが。

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