日本の芸能・映画界の衰退が叫ばれて久しいですが、その原因の一端にジャニーズがあると私は思っています。

あんな型にハマったアイドルの、何処が面白いんだろうと私は思っていました。

番組ではお笑いもやっていましたが、どうせ裏で放送作家がネタを仕込んでいるんだろう？下らん連中だ、と思っていました。

ヒネた物の見方ですが、後年その見方は正しいものだったと、証明されることになりました。

その一方で、肥大化したジャニーズの権力に、逆らえない団体も出て来ました。

民放の、ＴＶ局です。

ＴＶがどんどん詰まらなくなるのに合わせて、ジャニーズ頼みの姿勢も鮮明になりました。私としてはジャニーズなんか使わない方が却って新人が発掘されて面白いと思うのですが、数字という取り敢えずの指針がそうさせたようです。

これにより、報道機関を持つＴＶ局の、公平性という面が阻害されて行きます。お宅の局にはウチのを出さない、その鶴の一声だけで、自社に対する悪評をコントロール出来るのです。

悪いですが、クサり切っています。

元からジャニーズなんて面白くもなんともないと思っていた私は、ますますTVというメディアから遠ざかることになりました。

メリー喜多川が週刊文春の取材を受けていた時、スマップのマネージャーを呼びつけて恫喝したことをきっかけに、あれよあれよという間にジャニーズは崩壊して行きます。

その様は本当に一瞬でした。

芸能界など砂上の楼閣と言われて久しいですが、ジャニーズ事務所の一件は、それを象徴するものだったと思います。