2024年問題
2024年にドライバーの残業時間が規制され、物流が滞るという問題を、2024年問題と呼んでいます。
2024年ということは、来年です。つまりもうすぐです。
それなのに、なにか他人事を扱っているように見えるのは私だけでしょうか?
国もマスコミも、恐らく現実感が無いんだと思います。物流が滞る?じゃあアマゾンで頼んだものが、その日に来なくなるんだろう、程度の認識なんだろうと思います。
或いは、問題が起こるのは地方で、首都圏に住む自分たちは、直接的な被害はないだろうくらいに思っているのではないでしょうか?
それは大きな間違いです。
物流が滞ったとき、最終的にいちばん困るのは、間違いなく首都圏に住んでいる方々です。
いままでは全国の生鮮品が、首都圏目指して運ばれて来ました。美味しいもの、特別なもの、それが首都圏に自動的に集まっていた。その恩恵を受けていた人たちが、それを易々と手離せるわけがありません。
何故あれが手に入らないんだ、去年までは入っていたじゃないか、そう食って掛かる場面が目に浮かびます。
一方、虐げられていた地方の人々は、多少の不便があっても動じません。なにかが入って来なくなっても、それじゃ、別のもので代用しよう、或いは、それじゃ、自分たちで作ってみようか、となると思います。
誤解を恐れずに言えば、物流が滞る?ああ、いままでいい思いをしていた奴らがあたふたするということか、いい気味だ、ぐらいに感じるんじゃないかと思います。
虐げられた人々というのはある程度のことでは動じないのです。