会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

ひとまず嵐は過ぎ去った

こんにちは。


よく人生を航海に例える人がいますね。


なんらかの運命によってこの世界に生まれ落ち、母港である程度の期間を過ごし、時期が来たら大海原に出て行く(つまり社会に出て行く)。


まさに大海原で、荒れ狂うことが多いです。そしてその大波に耐えられず、座礁してしまったり、遭難したりすることもある。


なんとか乗り切っても、船体に傷を負い、ほうほうの体で帰還することもあります。それでも帰還出来ただけマシな方で、なかには沈没したり、行方不明になったりする船もあります。


帰還するタイミングは人それぞれで、私は55にしてその海原から帰還しました。大げさかも知れませんが、暴風の吹き荒れるなか、よく乗り切ったと思います。


何度も航路を外れそうになりました。生還出来たのが不思議なくらいの事故にも遭いました。嵐のなか、荒れ狂う波に揉まれ、そのなかから暗黒に引きずり込もうとする魔手にも出くわしました。


そしてひとまず嵐は過ぎ去りました。私にとっては会社に入った時からまさに苦難の連続でした。


帰還した今、自分の受けた大波小波の数々が、記憶のなかで余波となって押し寄せて来ることがあります。残酷な仕打ち、数々の誹謗中傷、人を小馬鹿にしたような言動。


耐えられないことはありませんが、焼け付くような痛みが蘇って来ます。そのようなものを集めて、苦難の事例集みたいなものを作り上げ、同じような道を辿る同胞にすこしでも役に立てて貰えたら、そんな風にさえ思います。


でもともかく、私にとっての嵐は過ぎ去りました。船の傷んだ箇所を今は修復している日々です。


今度はあまり沖に出ず、近場でメカジキを狙おうと思います(先日『老人と海』を読み返したのでかなり影響されてしまっています)。

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