会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

金持ちが欲しがるもの

こんにちは。


私たちは一応民主的な国家に生まれ、近代文明の恩恵を存分に浴びて生きることが出来ています。


はっきりいって生活レベル的にはもうこれ以上望むべくもないところまで来ていると思います。どんな家庭にも電気は通り、暖房はあり、クルマだってあるでしょう。


住居、家電、クルマ(移動手段)、これらのものを最大公約数として見てみれば、実は貧乏な家と金持ちの家の暮らしぶりに、さしたる違いはないのです。


それではなにが違うのか?その内情です。


住居は貧乏人が市営の住宅であったり、賃貸のアパートであったりするのに対して、金持ちは庭付きの一軒家です。それもとても豪華な、というおまけ付きです。それとは別にどこかの避暑地に別荘だって建てているかも知れません。


家電については、貧乏人でもTV、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など、必須と呼ばれるものは大抵所持していると思います。金持ちはそれに加えて、エアクリーナー、乾燥機、冷凍庫、食器洗い機など、主に利便性を上げてくれる製品を追加で揃えているといった感じです。ですがそれがなければ生活に支障を来す、というところまでは行かないように思えます。


クルマについていえばその傾向が更に顕著になります。貧乏人は軽自動車一台だとしても、その一台あればクルマを使う用途のほぼすべてをこなすことが出来ます。何処にでも自由に移動出来、通勤に使うことも出来ます。何処に出しても恥ずかしくありません。


ですが金持ちの場合はそこに異様ともいえる情熱を注ぎ込みます。エンブレムが光るそのクラス最高のモデル、ほぼ使うことのない機能満載の最新の車種を選びます。おまけにそれ一台では飽き足らず、小型のスポーツカーなんかも購入し、休日用にしたりしています。


ここまで読めばもう皆さんおわかりでしょう、金持ちが欲しがるものは、ほぼ無駄なものばかりなのです。この社会では貧乏人こそが(真の)賢者なのかも知れません。

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