会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

日本の森林管理に心の病の病歴がある人を使ってはどうか?

こんにちは。


私は趣味で山歩きをしているのですが、地元の山の荒廃ぶりに胸が痛みます。


数十年前に植林されたスギ林・ヒノキ林、殆ど手を入れられていないので、ヒョロッとしたまま伸びていて、なかには倒れかけているものもあります。またスギ林やヒノキ林は趣きに欠けるので、山を歩いているという爽快感が得られにくいです。やはり山には落葉樹の方が合うと思います。


とはいえその落葉樹も、ここ最近あまり元気がありません。寿命によるものもあると思いますが、立ち枯れが目立って来ています。新緑の頃には歩いているだけで春の息吹を感じることが出来たのですが、ここ最近はあまりスッキリしません。やはり落葉樹にもそれなりの手を入れることが必要かと思います。


前置きが長くなりましたが、日本がいま抱えている問題、すなわち働き手の減少による人手不足ですが、私を含め心の病を患った人間、また対人関係に難を抱えている人間を、そういう森林管理の仕事に使ってはどうかと思うのです。


現場は山奥や人里離れた場所が殆どで、そういう人たちが嫌う人混みや喧騒はありません。


また私もそうですが、相手に人一倍気を使ってしまうので、現場で怒鳴られたりすると、萎縮してしまいます。だから昔気質の職人などは教育係にしないで、病気のことをわかっている人を教育係にして貰います。


そしてある程度森林管理の仕事が身に付いたら、その日一日を彼らに任せて、終わったら現場に行く、という形にして貰うのです。そして仕事の進捗具合を確認して、もうすこし急いだ方がいいならその旨をリーダーに伝える。リーダーは勿論当事者なので、心の病を患った人にどう言えばいいか、というのがわかっていると思います。


私もいまはセミリタイヤを謳っていますが、もし再度仕事に就くなら、森林関係がいいなと思っているのです。人家が見えない静かなところで、マイナスイオンのなか仕事に没頭する、決して悪い話ではありません。


ですがこういう職種にありがちな、血気盛んな職人気質のおじさん、というのがネックでもあるのです。本人に悪気はないのかも知れませんが、作業している人に向かって、大声で怒鳴り、内容が伝わらないと増々怒鳴り散らす、という現場を実際に見ているので、ああいう人に指導されたらこういう病歴のある人たちはひと溜りもないな、というのが想像出来るので。


だから適応障害の人たちの救済と、森林の荒廃の防止、という目的を兼ねて、是非とも国家規模でこの事業を推進して貰いたいのです。


社会に出てまた同じような状況に陥るよりも、こういう場所もあるんだという安心感を抱ける方が、絶対に彼ら(私)にとっていいと思います。

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