会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

人手不足の現状について

こんにちは、curiosです。


現在人手不足の職種は様々なものがありますが、私が知っている限りでは、介護士、運転手、自動車整備士などです。


この3つに共通する点というと、給与が低い、或いは内容に対して見合わない、といった所だと思います。


但し介護士に関しては、以前から声高に訴えられて来たこともあるので、改善の動きが見られるようです。


残りの二つに関しては、絶対的に足りないという現状にも係わらず、放置状態です。


運転手に関しては、どうも対応が軽んじられているように見えてなりません。先日起きた園児バス内取り残され事件なども、運転手が当日休んだということで、理事長が対応したということでした。


これは運転手にそれ相応の対価を与えていなかったということではないかと思います。恐らく運転なんて誰でも出来るという観点から、取っ替え引っ替えの人事をしていたのではないでしょうか?いざとなれば自分がやればいい。それがあのような惨事を招いてしまった。


また自動車整備士も、とても給与が低いと聞きます。自動車の整備という、人の安全に係わる仕事をしているのに、それ相応の対価を払って貰えない。自動車産業というのは日本の屋台骨です。そこに夢を持って飛び込んで来た若者を、せめて失望させないぐらいの水準までには持って行けないかと思います。


この現状を、国はどう見ているのでしょうか。すこしでも離職者が減るように働きかけたり、テコ入れをしているか?恐らくしていないですね。運転手も自動車整備士も、自分たちの興味の枠外にあります。


自分たちの興味の枠外にあるものは、根本的に放置されます。そうして事故が起きたり、取り返しの付かない事態になったりしたら、ようやく重い腰を上げる感じです。


熱海の盛土による災害なども、以前の土地所有者と、現在の土地所有者、それと市と県などの各自治体の責任の擦り付け合いで、最早泥沼の様相を呈しています。これはそもそも自治体がその違法な盛土を、止めさせることが一番の対策だったのに、看過していた。そうして恐らくは盛土業者に接待を受けて、いいやいいやで済ませていたのでしょう。その様が眼に浮かびます。


国や地方の役所に勤める人たちの責務というのは、その体制に胡坐をかくことではなく、本当にやらなければならないことに眼を向けることだと思います。それをやらないで放置する限り、恵まれない一部の人たちが浮かばれることはまずありません。

×

非ログインユーザーとして返信する