会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

貴重な時間を無駄にして来たと思う時

こんにちは、curiosです。


ウイスキー関連の記事を見ればわかるように、私はお酒がソコソコ好きな方です。


コロナ禍になって、その場が無くなって寂しいかと問われると、全然寂しくありません。


何故なら外での飲み会は、一番苦手とするところだからです。


年末の忘年会などで、魚がメインの居酒屋などに行くとしましょう。


普段なら食べることのない美味しい創作料理や、刺身の盛り合わせなどが出て来ます。


これらを肴に、好きな銘柄のハイボールを飲む。または日本酒を飲む。通常なら堪えられない所です。


ですが忘年会の場では、その料理が紙粘土と同等の存在になります。食っても食っても、なにも美味くありません。


それは、周りが職場の人間で、心から気を許せないからです。その人間と、上辺だけの会話を繰り広げて、時間まで場を取り繕わないといけない。なんという無駄な時間でしょうか。


折角の時間を、ドブに捨ててるのと同じです。


いままでの日本では、この時間に対する疑念や異議を持つことはタブーとされて来ました。


みんなで楽しそうなフリをして、その場を盛り上げる。これが至上命題だったと思います。


ですがある時点で、こういうことがバカげたことだと気付くこととなった。それは意外とゆとり世代の我関せずのスタンスにあるかも知れません。


彼らは周りの目など気にせず、自分が楽しければ笑うし、楽しくなければムスッとする。不機嫌な自分を敢えて隠さない。


結局、福利厚生などといって、周りのお偉方を持ち上げるだけの場を持たされるバカバカしさがこの時点で判明してしまったからだと思います。それにコロナが加わって、こういう飲み会自体が不毛なものとなってしまった。


もう自分は退職したのでこういった席はありませんが、こういう風潮がふたつの要因によって暴かれ、そして退行していったのは喜ばしいことだと思います。

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