会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

底辺労働者をバカにするな

こんにちは、curiosです。


TVなどを見ていると、金曜のニュースの終わりなどに、よい週末をお過ごし下さい、などと締めの言葉を言うことがよくありますね。


また如何にも害の無さそうな女のタレントが、あとひと踏ん張り、頑張って!などと、出勤前の番組で、元気付けていることもあります。


それはそれでいいのですが、考えてみて下さい。それらはすべて、『土日休みの日勤のサラリーマン』にのみ向けられている言葉です。


土日休みの日勤のサラリーマンと言うのは、社会的に上位にいることが殆どです。大企業に勤めている人や、中堅どころの企業の管理職、官公庁や地方の自治体に勤めている方々、また自営業で、部下を何十人も抱えているやり手の経営者、など。


そういった方たちに向けてのみ、送られている。その裏には、その何倍もの曜日関係なく働いている労働者がいるのに、です。


皆さん休日の朝などにコンビニに立ち寄りますよね?皆なが遊びに行く時に、コンビニでレジを打ってる店員さんを見て、ご苦労様とか、休みの日に働いてくれてありがとう、とか思いませんか?


また工場の交代制の人たちには、夜勤などこなさなければならない人も多いはずです。そういった人たちがいることで世の中に色んな商品が出回り、買い物が出来ているのに、その事実を忘れて、完全週休二日制の恵まれた人たちだけに向けて、頑張って!などと微笑みかける。


はっきり言って、私も高校を出てから土日休みの仕事に就いたことがありません。ずーっと三交代制の職場で、その後は日勤にはなりましたが休みは不確定の職場ばかりです。だからというわけではありませんが、別に休みが土日じゃなくても構わない。ですがやはりそんな言葉を耳にするのは不愉快です。


恐らくTV業界の方たちはそういう感覚なのでしょうが、そういう恵まれた方たちの裏側には、その何倍ものあくせく働いている人たちがいることを忘れてはならない。


業界の人がそういう肌感覚だから、TV離れがますます加速するのです。

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