会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

東京一極主集中型の弊害

こんにちは、curiosです。


物価高が世間を賑わせていますね。


最近は日銀の黒田総裁の発言が物議を醸しているようです。


あの発言は、やはり東京一極集中主義から出たものだと思います。東京に居れば、ああいう感覚になるんじゃないですかね?


玉ねぎが50円上がったって、サーモンやカニが品不足で高騰したって、彼らにとってはさしたる問題ではないのです。


もう大分前から、首都機能分散というのは叫ばれて来ましたよね。各省庁をそれぞれ地方に分散して、東京一極集中型は止めよう、という構想です。


これはどの観点から見ても素晴らしいことだと思います。過疎化が叫ばれている地方の活性化にも繋がるのは勿論、災害時にも、東京にすべての機能をまとめているより、ダメージを少なくすることが出来ます。


それが何故進まないか?それはエリート官僚の方々の東京至上主義によるものです。


日本のエリートと呼ばれる方々は、幼少の頃から、とにかく一番になることを要求されて来ました。そして入るのは東京にある大学の、慶応、早稲田、一ツ橋、東大などの名門です。


そこを卒業したら何処に就職するか?勿論、お国を動かす仕事である官公庁、もしくは大企業の本社です。それらは大体東京にあります。


彼らはそこにいることが人生の到達点であるため、そこから離れることは自らの歩んで来た道を汚されると同じなのです。


そしてそこに居続けることで、自分の立脚点を維持出来るのです。


私からすれば、可哀そうな人達です。もうコロナで明らかになったように、過密し過ぎた都市には未来はありません。


地方都市など、自然に近い街の方が見直されています。


そういう趨勢もわからず、ただただ首都にこだわり、あの将来的には廃墟になりそうな街にしがみついている。


人間もここらで一度動物の暮らしを見直してみるべきです。

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