会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

ボビー・ジョーンズの名言

こんにちは、curiosです。


アメリカゴルフ界の立役者とも言える球聖ボビー・ジョーンズは、数々の名言を遺しました。


そのなかで一番気に入っている名言を紹介したいと思います。


曰く、『人は与えられた条件のなかでどう生きるかだ。それが私に与えられた人生のライなのだ』。


正確な文言は忘れてしまいましたが、概ねこんな内容だったと思います。


なんと素敵な言葉でしょう。人というのは一人ひとり生まれてきた環境も、育った境遇も違います。そのことについて、いちいち不平を並べるのは簡単です。というか、誰でも一度は思うことです。親がもっとお金持ちだったら、とか、もっと家柄が良かったら、とか。私も散々思いましたね。


人と言うのは根本的に不平等に生まれて来るものです。それはわかっているのですが、振り返ってみて、自分はこんな底辺じゃなかったら苦労せずに済んだ、という思いはなかなか消せないものです。そうしてなかなか浮かび上がれない責任を、過去の一点に押し付けてしまう。


そうではなく、与えられた条件のなかで、どれだけ自分を向上させられるか、それが人生における重要な判断基準だということを言わんとしていると思います。


”それが私に与えられた人生のライなのだ”、ライというのはゴルフにおける様々な足場の条件です。平坦だったり、波打っていたり、草地だったり、バンカーだったり、裸地だったり。どんな条件でもそれを受け入れ、最善と思われる対処(ショット)をしなければならない。


とても勇気付けられる言葉です。と同時に、クヨクヨ悩んでいてもしょうがない。とにかく眼の前の状況に最善を尽くそう、という思いにさせてくれます。


ですが思い出すときは、大抵ブツブツ不平を言った後になるので、ああ、また不平を言ってしまった、となるのですが。


でも覚えていて損はない言葉だと思います。


なにかの機会に思い出してみて下さい。

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