会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

些細なことかも知れませんが、

こんにちは。


チェーン店のショッピングセンターなんかでたまに見る、本社から来たチェック係のような、如何にもやり手の人。


たまたま私が今日行ったホームセンターで、見てしまいました。


私がそのホームセンターに入ってすぐ、レジの前の棚の商品を、端末を使って、なにやらチェックしていましたね。女性でした。


そしてお客には目もくれず、貴方たちとはステージが違う、というような顔をして、その作業に没頭しています。


思わず因縁を付けてやろうかと思いました。向こうからしたら、私は店舗の人間じゃない、というつもりなのでしょうが、お前だってこのホームセンターの一員だろう、その態度はなんだ、と。


きっとその女性は、その作業に没頭していたから気付きませんでした、すみません、なんていうでしょうが、そんな見え透いた嘘は通用しないです。


その顔から、私はここにいる人間たちとはレベルが違う、だからあまり気安く話し掛けないで、というオーラをプンプン漂わせていました。


こういう類の人間、きっと周りからも煙たがられていると思います。本社のエリートなのかも知れませんが、その業務は曲がりなりにもお客を相手とする小売業です。その一員なら、例え仕事中でも、「いらっしゃいませ」のひと言ぐらいどうして言えないんだと思います。


端末を操作していた?いえいえ、そんな小賢しい言い訳は通用しません。端末を操作しながらだって、いらっしゃいませのひと言ぐらい言えるでしょう。ただ言う気が無いだけです。


カッコもなんとなく、小洒落ていました。ビタッとしたパンツを履いて、如何にも『意識高い系』を標榜しているようでした。プライベートで逢ったなら、私なんかまず鼻も引っかけられないタイプでしょう。まあプライベートなら、私だって近付きませんよ。そのぐらいは私も心得ています。


ただ嫌でも逢ってしまわなければならない場合もあるということです。私がよく行く店舗で、一応は客として入って行ったのだから、店舗側の人間として、受け入れるのが筋でしょう。別に満面の笑みで迎え入れなくてもいいのです。顔を上げなくたっていいですから、いらっしゃいませ、のひと言さえあれば、入って行った客としては、なんてことない場面だったと思います。


こういう人間と逢ってしまうと、なんとなく自分の、そこに行くことで得られていた心地良さが台無しにされてしまうような気がして、がっかりしてしまいます。


些細なことかも知れませんが、時たまこういう類の人種と遭遇するのは憂鬱です。

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