会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

歳相応の格好

私が登山に行く山は、静岡、神奈川の低山が多く、登山者によく会います。


神奈川の丹沢山系は、ここ数年の登山ブームもあって、本当に登山者が多いです。みなさん思い思いの装備・ファッションに身を包んで登って来られます。


年配の方がよく声をかけて下さるので、立ち話をしたりします。その際に身に付けている服のブランドに目が行くのですが、みなさん一流のものばかりですね。モンベル、ノースフェイス、スノーピーク、など。


私がよく着ているのはコロンビアなので、少々見劣りしている感はあります。


どうやら丹沢山系には神奈川、東京などから来る人が多く、生活レベルが比較的高いシニア層が多いみたいです。着ている服もカラフルで、第二の人生を楽しんでいるな、という感があります。


私は以前作業服で山に登ったことがあったのですが、


「どこかの作業の方ですか?」


と声を掛けられたことがありました。自分的にはアリだと思ったのですが、誤解を招くファッションだったみたいです。


それとは別に、若い頃はなにを着ても比較的格好が付くのですが、やはり歳を取ったらそれなりの格好をしないと貧相に見えてしまう、ということはあるようです。


Tシャツに短パン(安全面から見たら褒められる行為ではないのですが)でも、若い頃だったらそれなりに格好が付きます。身体からパワーがみなぎっているし、熱量も半端ないのが伝わって来るからです。


でも50半ばの人間がそれをしたら、恐らく『ムリしてるな』、という印象しか与えないでしょう。決して寒くはないとしても見た目が寒々しいですし、たるんだ腹から伝わって来るものは老化に向かっているというシグナルです。


若い頃は、服装やファッションに拘るなんて・・、という気持ちがありましたが、歳を取ったらそれなりの格好をしないと却ってみすぼらしくなってしまうということがわかりました。


歳相応という言葉は歳を取ったときにこそ身に染みて実感されます。

鮨市場 春

先日塔ノ岳に行った帰り、道の途中に賑わっている鮨屋があるのを見掛けました。


登山道のある大倉へ曲がるT字路の角にあり、結構な人が並んでいます。


正直、辺鄙なところにあると思いました。もうすぐ登山道に向かう道です。


店名を調べたところ、『魚春』とありました。昔から魚の卸をやっている老舗だそうです。


その横に鮨屋を併設しており、その鮨屋が『鮨市場春』という名称だそうです。


こういう店を見つけると、気になって仕方がないので、行ってみることにしました。




左側が魚屋になっていて、その右側に鮨屋があります。


前回見た時には、人が並んでいたので、開店と同時に入店しました。


ランチメニューの寿司10貫セット1380円を頼みます。



レビューを見ると、魚の卸をやっているので、とにかくネタが新鮮で大きいとのこと。確かに大きめでしたが、タコや海老などは市販のものと変わらない感じがしました。


ですがちゃんとした寿司職人が握っているということもあって、シャリとのバランスがいいと思いました。


店内を見ると夜の店としての需要の方が大きいらしく、ウイスキーや焼酎のボトルキープの数が凄かったです。確かに新鮮な魚をつまみに、お湯割りや熱燗なんて堪らないですよね。


場所も店構えも、独特の雰囲気があっていい感じでした。こんなところでじっくり飲んでみたいです。

ファミレスのステーキフェア

GWが、いよいよ始まりましたね。


今年は間の平日を休めば10連休が取れるということで、以前のような大型連休が戻って来たような印象があります。どこかに旅行に行ったり、イベントに出掛けたりと、働いている皆さんは、存分に羽を伸ばせることでしょう。


セミリタイヤ民にとってGWは、ひっそりと過ごすというのが定番のようです。人混みのなかへわざわざ出掛けるというのも億劫だし、観光地価格になっているところへ出向いて無駄な出費をする理由もないからです。


新聞の広告が昨日から入って来ましたが、ファミレス関係の広告も結構ありました。びっくりドンキーや、ビッグボーイ、ブロンコビリー。ハンバーグやステーキなどのフェアが載っています。


私はもともと肉が好きなので、ちょいちょいステーキは食べているのですが、こういった店で満足したという試しがまずありません。


肉の質、焼き加減、味付け、すべてが平板で感動がありません。もっとも、私が頼むのはその店の最低ラインのものばかりですので、もっと肉のランクを上げればいいんだよと言われる方も居られるかも知れませんが、それでもそれなりの金額は出しているのです。ドリンクバーやサラダバーという仕掛けで消費者を幻惑させようとしていますが、肉単体だけでいいから満足させてくれ、と思います。なにしろ目的としては『肉』を食べに来ているのですから。


もういまは無くなってしまった『いきなりステーキ』、ここは焼き加減がデタラメでした。レア、と言ったのですが、ほぼ中まで火が通っていました。ここではg数を自分で決めるので、ある程度の量でないと焼き加減が調節出来なかったのかも知れません。それでも、この焼き方はなんだ、プロなのに、?と思いました。


本当に(自惚れではなく)、自分で赤身のブロックを買って来て、塩コショウを適当に振りかけて焼いたものの方が圧倒的にウマいのです。私は料理は嫌いではないので、これぐらいの手間で美味しいものが食べれるという事実に驚愕してしまいます。ある種これこそが、マジックといえるものです。


このマジックを、なぜ食のプロである筈のファミレス関係者は、使えないのでしょう?