会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

矢倉岳 2024.4.26.(Fri)

今日はゴールデンウイーク前の最後の平日ということで、山へ行くことにしました。


最初に考えていたのは松田町寄(ヤドリギ)から登る檜岳でしたが、登山口で情報を収集したところ、登山道の一部が崩れていて通行止めになっているとのこと。


それなら、と引き返し、とにかく近場の山でもいいから登ろうと思い、以前に登った矢倉岳に行くことにしました。


前に登った登山口とは別のところから入ります。



ここは県立21世紀の森という自然公園で、ここから入ることにしました。


今日は天気が良く、新緑が眩しいです。



8:00から登り始め、着いたのは10:10でした。こちらの登山口の方が登りやすかったです。



富士山は、今日は雲が掛かっています。これはこれで味があっていいですね。


明日からいよいよゴールデンウイークです。きっとどこの山も、人が押し掛けると思います。


ゴールデンウイーク中は、リタイヤ民は家のことをやろうと思います。

アリとキリギリスの本当の意味

巷ではFIRE否定論というのが出て来ているらしいです。


ある程度まで頑張って資産を貯めて、その複利で残りの人生を賄っていく


これがFIREの大体の図式だと思いますが、実際にやってみて、こういうライフスタイルは自分には合わない、若しくはやることがなくて時間を持て余す、といった結論を出す人が一定数いるということでしょう。


他人事ですが、結構なことだと思います。


そう思うのだったら、復帰すればいいのです。


組織のなかで、ストレスを適度に感じながら働くというのが性に合っているという人が、世のなかには一定数の割合で存在するということです。


私はダメです。


根っからの怠け者で、楽したがりですから。またメンタルが崩壊し掛けたので、もう組織に戻るということはないでしょう。


それと、リタイヤしたら暇でやることがない、なんて人は、そもそも自分にFIREは向いていないんじゃないか、ぐらいの予想は付かなかったんですかね?


以前のエントリでお話しした、お金を貯めるだけ貯めて、そのまま死んで行ってしまう人種、といった人たちとおなじような匂いを感じます。


人との小競合いが好きで、自分はこれだけ資産を持っている、ということを対外的に見せ付けたい、という人たちです。


貯めたお金を、減って行くことを恐れずに消費する、それこそが真の賢者だと思います。


恐らくその境地に到達出来る人は、そんなに多くないかも知れません。


日本という国の特性上、アリのようにしていないと不安になる、という人種は一定数の割合で存在しますから。


その人たちにとっては会社というところが自分の存在価値を推し量る唯一の場所なのです。


グリム童話の『アリとキリギリス』がこれほど刺さる国民性もそうそうないでしょう。


私はキリギリスの生き様が逆に格好良いと思いますけどね。『生き物は死ぬまで生きればいい』という不変の定理を素直に実行しています。


そこに道徳的結論を盛り込んだのが、人間存在の悪どさ(あざとさ)だと思います。

静岡県知事選の行方

川勝知事の『舌禍』による辞職騒動から、次期知事選への候補者の擁立が始まっています。



候補者は前浜松市長の鈴木康友氏(立憲民主党推薦)と、元総務官僚で副知事も務めた大村慎一氏(自民党推薦)の、二人です。


両氏ともリニアに関しては推進派で、反対を貫いて支持を得て来た川勝知事とは方針を異にします。


リニア問題に関しては、静岡はリニアが通らないからゴネているだけだろう?と取られているかも知れませんが、山梨側のトンネル工事によって、大井川へ流れる水の水量が減ってしまうのでは?という危惧があり、JR側がそれに真摯に対応して来なかった、という経緯があります。地域住民にとって、やはり水が減ってしまうということは、先祖代々守って来たものが失われてしまう、ということであり、容易に納得出来る事柄ではないと思います。


それに、リニアを通したところで、それが本当に経済の活性化に繋がるか?ということです。起点と終点はいいとしても、山梨、長野、岐阜のほぼ山のなかを通して、そこからいったいなにが生まれるというのでしょう?国家的プロジェクトだからいまさら引けないというだけのように思えます。


こういった県民の思いが川勝知事への圧倒的な支持というものを生んで来たわけです。私もリニアなんか通さなくていいと思っています。日本はこういったものに景気の浮揚を頼り過ぎるきらいがあると思います。


話しを元に戻して、知事選の行方ですが、前浜松市長の鈴木氏が立憲民主党推薦、元官僚の大村氏が自民党推薦と、見事にわかりやすい構図になっています。


いまの自民党の支持者がどれぐらいいるのかわかりませんが、官僚出身の大村氏に好意を抱く人はあまりいないんじゃないかと思います。この選挙は今後の国政を占う大事な選挙、などと騒がれると思いますが、私的にはもう結果が出ているように見えます。