悪い人は〇ロされてもいいのか?
こんにちは。
このところの報道でまたしても気になっていたことが思い出されてしまいました。
それは、事故に遭って亡くなった人の、「あんなにいい人が・・・」というお仕着せのような報道です。
「〇〇さんは、温厚な性格で、周囲からの信頼も厚く、常に周りに人が集まるような人柄でした」
そんなナレーションをよく聞きます。その度に私は、
『それじゃあ憎たらしい性格をしていて、周囲に人が集まらないような人は殺されてもいいのか?』、と意地悪く思ってしまいます。
どんな命でも、ひとつの命として平等です。人類に貢献していようと、なにも貢献していなくても、誰々だから殺されてもいいというわけではありません。
いい人だから殺されるのはおかしい、悪い人だから殺されて当然だ、これはまったく別の話しです。
こういう観点で物事を推し量って行くと、ナチスのような優性理論に行き着いてしまいます。
差別する側は自分の優位性を誇ることにある種の快楽を覚えますが、差別を受ける側は溜まったものではありません。
とかく日本人は我が民族の優秀性を再確認したがる人種です。
しかしそれが第二次世界大戦という、あの未曽有の惨事に繋がって行ったのです。
そのことを忘れてそんなインチキ弔いごっこにうつつを抜かしていてはいけません。