ゾ〇ビのような街の在り方
いまやっている検針の仕事が昨日で終わりました。
検針の仕事をしていると、地元の町の現在の活況というのが、肌感覚で理解出来ます。
古い門構えの家、その多くは名家と呼ばれていたであろう立派なものですが、現在は数々の家具や農具が庭先に打ち捨てられており、もう次世代に受け継ぐ人がいないことを暗示しています。
子供夫婦は、そんな家よりも機能性のいい家を探して移り住んでおり、戻って来るのは親が死んだとき、ということになるでしょう。
大正~昭和には栄華を誇ったであろうその家は、まるで過去の栄光にすがりつくように、頑なにその武家屋敷のような外観を守っています。
それとは別に、平坦な土地にはレオパ〇スや、大〇建託などの、賃貸マンションが立ち並んでいます。
年々人口が減っているこの町でも、そのような建物の建築ラッシュはあり、眠っている土地の有効活用などといって地主に話を持ち掛け、ひと儲け出来るなどとそそのかしたのでしょう。
その建物の大半は休眠状態にあり、戸数に対しての入居数は、半分もあればいいとこです。私が回っている間にも、すこしずつ入居者は減っています。
高齢者が多くなっているこの町では、例え家が古くなっても、改築やリフォームなどといった手が回らなくなっていることが多く、そういった家には廃屋のような雰囲気が漂っています。
一方では無機質な四角いマンションが増え、一方では古くからの家屋が朽ち果てようとしている。
このような構図は恐らく日本のあらゆる所で見受けられる現象だと思います。住宅業界は物件数をどんどん増やし、手を入れて住めるはずの家は放置されて空き家になって行く。
このゾンビのような街の在り方に、警鐘を鳴らす識者や政治家はいないのでしょうか?