会社生活を駆け抜けた日々

山登りと読書の日々

『城』読了断念

curios

この間から取り掛かったカフカの長編小説『城』ですが、読むのを断念しました。


この物語は、地方の伯爵の依頼で測量に来た主人公が、その町に到着したはいいが、町の住民に翻弄されるだけで、なかなかその城のなかに入れない、というものです。


この主人公も、激情型でいきり立ちやすい性格で、益々袋小路のようなところに入り込んで行きます。


そのなかなか先が読めない展開に、次第に物語への興味が喪われて行きます。


この小説を最後まで読み通した人は、相当我慢強い性格なんだなと思いました。


ドストエフスキーの長編の場合は、登場人物の語りがやたら長いという難点はありますが、物語を先へ先へと進ませようとする理力のようなものが感じられ、読み進めて行けました。


カフカの『城』の場合は、登場人物の言動がとりとめがなく、まるで夢の中の出来事のようです。


ここからなにかを読み取るのは、私には不可能とさえ思いました。


ドストエフスキーの長編を読み、すこし趣向を変えてみようと思い、『城』を選びましたが、その方向性の違いが却って仇となってしまったようです。


次は決めてませんが、なにか気になった本があれば取り上げてみたいと思います。

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