バリ山行
芥川賞を受賞された『バリ山行』という小説を書いた松永K三蔵さんは、登山が趣味ということです。

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『バリ山行』というと、なんだかバリの山を歩いて来た物語、と思われがちですが、そっちのバリではなく、『バリエーションルート』のことなのだそうです。
バリエーションルートというのは、正規の登山道ではなく、登山者が開拓した、すこし危険も伴うルートということで、破線で描かれています。
正規の登山道は、きちんとした道標もあり、それなりに整備されているのですが、バリエーションルートは、獣道的なところも多く、道が消失しているところもあり、危険も伴います。
ですがその分、文字通り自然のなかに溶け込んでいる、という実感を味わうことも出来、好んでその道を歩く登山者もいます。
この小説の主人公も、進んでそのバリエーションルートを歩く登山者で、そのなかで色々なことを考え、自分を見つめ直すという作業をします。
そういった行為を繰り返しているうちに、次第に自分のなかのわだかまりのようなものが消えてゆく、という物語のようです。
私の登山スタイルと似たようなものを感じ、読んでみたいと思いました。
ですがいまは重い話しを読んでいるため、取り掛かるのはかなり先となりそうです。