父に〇されそうになる夢を見た
昨日、風変わりな映画を見たからかどうかわかりませんが、夢のなかに父が出て来て揉める、という感覚を味わいました。
家族で居間に集い、父の世話をしているのですが、私の顔を見ると父は逆上して物を投げたり、悪態を突いたりして来ます。
父は後年ボケて来てしまい、ちょっとしたことで怒りっぽくなったり、怒鳴ったりしました。その延長線上だなとは思っていたのですが、その矛先がほぼ私に向かって来ます。
ほかの家族には穏やかに接しているのですが、私が視野に入るとほぼ100%逆上します。まあ相手は足腰の自由も効かない老人だから〇されることはあるまい、と楽観視しているのですが、逆上の仕方がいささか常軌を逸しています。
私がここに居ない方が落ち着くだろう、と思い、居間から出て2階の部屋に行きます。夢のなかでは現在の家ではなく、昔の古い家に戻っています。ギシギシと階段を軋ませながら2階に上がり、自分の部屋に入り、戸を閉めます。
ところが戸を閉めた瞬間、もし父がここまで上がって来たらどうしよう、という疑念が湧き上がって来ます。足腰が立たないとはいえ、渾身の力を込めたら上がれないことはありません。這いつくばってでも、という思いがあれば、ここまで到達することは可能なはずです。
古い家なので戸に鍵などあるはずもなく、開けようと思えば簡単に開けられます。そして手にはなんらかの凶器を持っていることでしょう。あれだけ私に対して怒りの感情を抱いているということは、自分の持てるすべての力を使って攻撃してくるはずです。
その瞬間、恐怖がどっと押し寄せて来ました。自分の部屋にいるということが、これほど恐怖を感じさせるとは、いままで予想もしていませんでした。
私も世の大抵の男性とおなじく、父に対して思うところがありました。思春期には父のことを理由もなく憎み、なんでもっとまともな家に生まれて来なかったんだろう、とその境遇を恨んだことがあります。
そして父が死ぬまでその感情は消えなかったと思います。最期は介護施設に入りましたが、面会の時期もコロナにかこつけて先延ばしにしていました。そういうなんやかやが、父に伝わっていたということなのでしょう。
昨日の夢は、そんな父が冥界からやって来て、ひょっこりと自分の思いを伝えに来たという、そんな出来事のように感じました。