トゥルー・グリット
その人が行った所業や仕打ちは、すべてその人に返って来る、このことを因果応報と呼びます。
もしそれが本当のことであるなら、どんなに世のなかがすっきりするかわかりません。
誰かが誰かに向けて行った行為が、仕打ちとなって跳ね返って行く、そうすればどのような行為が悪で、どのような行為が善かというのが明らかになるでしょう。
そうすれば下らない思い込みというものもなくなり、私は好意でやっていたのに、なんて戯言も出なくなります。
この世のなかの悪、その人が与えたダメージのようなものに、正当な評価が下される、そのような世界が実現すれば、どれだけ楽になることか、と思います。
ですが人間社会というのはそう簡単には行きません。
私が以前見た映画で、『トゥルー・グリット』という一風変わった西部劇の映画があります。
True Grit (2010) | Hollywood.com Movie Trailers
あらすじは、使用人に父親を殺された女の子が、その復讐の旅に出るというもので、なかなか見応えのある内容でした。
その映画のキャッチコピーが、
『天罰なんか、待ってられない』
というもので、悪人はいずれ天罰を受けるという運命にあるとしても、こちらの受けた傷はどうなる?という心境を、簡潔に言い表していると思います。
いずれ悪人には天罰が下ることは承知の上ですが、この生殺し状態に終止符を打ちたい、そんな衝動があるということは、わかって頂けたら、と思います。