会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

ATTO3について

このブログで何度も記事にした中国製の電気自動車のATTO3ですが、売れ行きは芳しくないようです。


「2023年1月31日に発売されたATTO 3については、これまでの約3カ月で305台を販売。BYDジャパンの東福寺厚樹社長はこの実績について、販売ネットワークの構築などがこれからの段階であることも鑑み、「まあまあの滑り出し」と表した。」


私は発売当初の、あのクソジャーナリスト共の扇動記事に嫌気が差していたので余計にバイアスが掛かっていたのですが、もうあの扇動するような記事はなく、客観的にこのクルマのインプレをすることが出来るようになりました。



〔エクステリア〕


アウディに在籍していたデザイナーを起用しているということで、無難でまとまったデザインになっています。ただ色んなメーカーのデザインをいいとこ取りしたという感もあり、個性が感じられません。フロントグリルの、エンブレム部とヘッドランプとの繋がりは、クルマの顔といえる部分ですのでもうちょっと凝った方が良かったと思います。


〔インテリア〕


明るくポップなデザインになっています。また縞模様の色調は、フィットネスジムをイメージしたということもあり、日本車の暗い色調を見慣れた人には斬新に映ることでしょう。
ただ惜しむらくは、従来のクルマの内装から抜け切れていないことで、私だったらセンターコンソールなんてスパッと取ってしまいますね。あの窮屈な仕切りがない方が何倍も開放感があると思います。


[装備〕


これこそ日本車が逆立ちしても敵わないとこで、コスト面では太刀打ち出来ないことを表していると思います。航続距離は遥かに及ばないし、定価はそんなに変わらなくても、色んなものを付けた乗り出し価格は恐らく100万円以上上がってしまう筈です。日本人というバイアスが無ければ、もしかしたらこっちを選んでしまうかも知れません。


〔総論〕
こう見てみると、なかなか魅力のあるクルマのようです。すくなくとも、おなじ装備を載せた日本車だったらとてもその値段では買えないという領域にまでなっています。これは素直に脅威だと感じました。

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