会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

魑魅魍魎どもの呻き

ジャニー喜多川の性加害問題が、ようやく民放各局に取り上げられるまでになって来ました。


以前の記事で、このままでは民放テレビの命運は風前の灯火だと言いましたが、それをすこしは押し戻せたのでしょうか?


私がTVをそんなに見なくなったのは、ジャニーズ関連の番組がどうにも面白く感じられないからでした。皆な青臭い声で歌い、爽やかな印象ばかり強調しています。


ギャクやコントもひと通りこなすのですが、それらはすべて放送作家の緻密な計算の上にあったと思います。要は彼らが編み出したコントではないわけです。板に付いてないな、という印象がありました。


でも女性陣はああいうのが好きみたいで、熱狂して見ていたと記憶しています。ジャニーズの追っかけという女の子も周りにいましたし、まあうまく騙せたんだな、と思います。


そんな一時代を築いたジャニーズ帝国ですが、スマップのマネージャーの解任問題から亀裂が生じます。


そしてあれよあれよという間に、事務所がこのまま存続して行けるのかという所まで来てしまいました。


これからテレビ側が、どこまで追求するのか、どう手の平を返すのか、私の関心はそこにあります。


ジュリー景子氏の失脚が決定的になれば、きっとここぞとばかりに叩くでしょう。いままで散々持ち上げて来たと同時に、気を遣わされて来たことへの鬱積をぶつけて来ると思います。


しかしそうなると、もう日本の芸能界は文字通り崩壊しますね。芸能事務所というところがすべてを取り仕切ってタレントを送り込むという、その旧い構造が成り立たなくなります。


そこから新しい時代が始まるわけですが、テレビ局という旧来の権力に護られた人たちが、黙ってそれを受け入れるかが問題です。日本の構造的な問題として、一度手に入れた利権には是が非でもしがみ付く体質がありますから。


いまから魑魅魍魎どもの呻きが、聞こえて来そうです。

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