会社生活を駆け抜けた日々

山登りと読書の日々

ちょっとイイ話

curios

眠れない夜のために、私が体験したちょっとイイ話をお話ししたいと思います。


4月の中旬、渓流釣りに行こうと、いつもの川に出向きました。


ゲートで沢の状況を確認します。入渓している沢にはマグネットが置かれているので、自分はそこからまだ置かれていない沢をチョイスする、というシステムです。


すると、掲示板の横に、落とし物の貼り紙がありました。なんでもランディングネット(魚タモ)の落とし物だということです。


広いフィールドの、どこにあるかも定かではありません。ですが一応頭にインプットはして置きました。



釣り場に着き、早速釣りを開始します。すこし増水していて、コンディション的には悪くありません。


幾匹かの魚を釣り、まあこんなもんだろうと納得して、退渓ポイントに向かいます。


そして一息入れようと、後ろを振り向いたそのときでした。


落とし物の貼り紙に載せてあったネットが、倒木の下に落ちていました(画像は自分が撮るために木に乗せました)。


これは見るからに高そうな代物です。


ですが持ち主がゲートに貼り紙をするぐらいなので、大事にしているということも伝わって来ました。


リュックにしまい、そのまま帰路に着きます。


そしてゲートで貼り紙を確認し、持ち主が記していた携帯番号をスマホに入力しました(その日は疲れていたので掛けませんでした)。


次の日、その携帯番号に電話します。すると持ち主の方が出たので、ネットを見付けた旨を伝えると、


「信じられない」、とのことでした。


なんでも紛失してから、その沢を仲間と共に数回遡ったそうです。それでも見つからないので、もう流されてしまったのだろうと、半ば諦めていた、とのことでした。


自分は、「先入観のない目で見たので、こういう結果になったのだと思います」、といいました。


そして、相手先の住所を聞き、宅配便で発送しました。また、「こういうことはお互いさまなので、どうか気を遣わないで下さい」と念を押しました。


そして相手方から、届きましたとの連絡を貰い、一件落着と相成りました。私も渓流でネットやサングラスなど落とし物をすることは多々あります。だから気にしないでいました。


すると数日後、自分宛に荷物が届きました。


なんと、通の人が使うようなレアなルアーと、クマ除けの発音器がセットになっていました。


ルアーは普通の店では手に入らないもので、クマおどしは確か5千円はすると思います。だからネットを拾ったという行為が、その倍以上の対価となって返って来たことになります。


改めてその方に電話を掛け、返す返すお礼をいいました。自分のしたことが、これほど相手に感謝されたというのは、久しぶりのことです。


自分の眼の良さが、たまにはいい結果となって返って来る、と実感させられた出来事でした。


皆さんにもこの話しのエッセンスのようなものが伝わったでしょうか?

×

非ログインユーザーとして返信する