会社生活を駆け抜けた日々

山登りと読書の日々

バ〇息子でなくてよかった

curios

近所に昔からの地主で大きな地所を持つ家があります。


その家の息子がなにか始めるということで、大きな運送用のトラックを3台並べて土地に置いてありました。


専用の塗装までして、さぞかしお金を掛けたことと思います。


意気揚々と事業を始めたはいいが、一向に動いているところを見たことがありません。


そのうち、1台、2台と、トラックの数は減って行きます。それも見てくれのいいものばかりで、最後に残ったのはなんというか、塗装がはげて売り物にならなくなったものだけです。


トラックの値段だけで1台700万は下らないと思います。


そのトラックを3台買って、事業を始めるにあたっての会社設立費用なども含めれば、2千数百万のお金を注ぎ込んでいると思います。


改めて、そういった家のバ〇息子でなくてよかった、と思います。


昔からの地主という家には、時折身上を潰すというタイプの息子が生まれます。家に資産があるのをいいことに、自身の眼力や能力を過信し、大きなお金を動かし、勝負に出る、といったタイプの人間です。


私の家の周りでも、そういったタイプの息子が2名います。


どちらも身上を食い潰すタイプの人間でした。


持っている、ということは恵まれたことだと思います。


すくなくとも、持っていない側の人間よりは、選択肢が広がるからです。


ですが、己の眼力を磨かずに、みだりにそういったものに手を付けると、結果はより悲惨なものになるということです。


私はそういう資産には恵まれませんでした。


だからそれらを使って成功する、というケースはないものの、失敗するという恐れもなくなりました。また世のなかを冷徹な眼で見るというクセも付きましたので、うまい話しに乗るという危険性もありません。


自身の力を過信し、また無闇に家が金持ちであるという場合、よほど親が気を付けて躾をしないと、残ったのは売地の上に乗っかっている住み処だけ、ということになります。

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