名も無き山
今日は月に一度の心療内科の受診日です。9時からなので、終わってから何処の山へ行こうか?と考えました。
早めに終わったとしても、現地に着くのは10時くらいなので、そんなに高い山には登れません。まあ近くの林道から適当に入って、小高い山を目指せば、そこがゴールとなることでしょう。
ということで、林道を歩き始めます。しばらく上がって行って、東電の高圧鉄塔の脇道があるところを登って行きます。
脇道を登って行くと、小高い山に到達しました。ここは始めて来る場所です。
高圧鉄塔の脇道なので、どうしても高圧線が映ってしまうのが玉にキズですが、なかなかの景観です。神奈川県の大野山、第2東名の工事現場、遥か遠くには小田原の街が見えます。
これが名も無き山の山頂です。神奈川県側を示す杭はあったものの、はっきりとした山頂の標識は見当たりません。でも結構人の往来はあるらしく、踏み跡はしっかりしていました。
それにしても、我が町には無数にこのような山があります。それらをひとつひとつ踏破して行くだけで、結構な時間を潰せるなと思いました。
さて、元来た林道を帰ります。
皆さん、この工事が中断したかのような壁面、いったい何だと思います?なんと左側が本州側で、右側が伊豆半島なんだそうです!
伊豆半島は昔、日本列島の遥か沖合にありました。それが徐々に近付いて来て、100万年~50万年前に本州にぶつかり、いまの形となったそうです。その衝突の現場がまさにここ、ということです。しかもまだ移動を続けていて、丹沢の山々を隆起させているとのこと。
なんだか壮大なロマンを感じさせます。私が登って来た山も、その地殻の巨大なエネルギーによって隆起し、そしていまも隆起を続けている、ということです。
手を置けば、その太古からの波動を感じ取ることが出来るかも知れません。