会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

オールドクロウバーボン

なんとなく気になったバーボンを見つけ、買って来ました。


『オールドクロウ』というバーボンです。



年老いたカラス、というなんとも意味深なネーミングです。


カラスはとても頭がいいというのは周知の事実です。実は犬や猫よりも頭がいいのではないかという説もあります。そのカラスのなかの、長老的な存在である『オールドクロウ』は、最早人間に近いような叡知を湛えている存在なのではないか?というのは大げさだとしても、そんな空想に浸ってしまうようなセンスを持ち合わせたバーボンです。


このバーボンは、故・松田優作氏が愛飲していたことでも知られています。ダンディな氏が、どこかのバーで、紫煙をくゆらせながら嗜んでいるところを想像すると、それだけでなにか特別なモノのように感じられてしまいます。実際に、氏のファンにはこのバーボンをずっと飲んでいるという方も居られるようです。それだけ長い年月を潜り抜けて来たバーボンということで、味も洗練されていると思います。


口コミなどを見ると、どうやらオールドクロウ社であった頃のものと、現在のビーム社になってからのものとでは、味が変わってしまったという意見もあるようです。それはやむを得いことと思います。昔ながらの製法と、現代の大量生産の製法では、微妙な味の誤差の調整は難しいでしょう。もっとも、昔のバージョンは飲んだことが無いので、私にとってはこの味がオールドクロウの味ということになります。


飲んでみた印象は、トウモロコシの甘みが感じられる正統派のバーボンという感じです。ビーム社で作られているということもあって、ジムビームに似た味わいと思いました。ジムビームよりもすこしまろやかに感じられます。


値段の方も、税込みで1400円程度とお値打ちです。ジムビームと変わらないぐらいの経済性なので、すこし変わったラベルに惹かれる方は買ってみては如何でしょう?

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