会社生活を駆け抜けた日々

山登りと読書の日々

差し当たっての読後感

curios

G・ガルシア=マルケスの、『百年の孤独』を読了しました。


南米の村マコンドにおける、一族の勃興から没落までを書いた作品です。


この作品に関しては、様々な作家が言及して来ました。是非一度は読むべきだという絶賛の声もあり、手に取ることにしました。


まず、圧倒的な文章の密度に驚かされます。


改行が殆どなく、然るべきところに句読点がないその文体にまずは手こずらされます。


読み進めて行くのに、幾度も息を整えなくてはならないほどでした。


様々な出来事が多発的に起こり、わずか1ページの間に、どれだけの情報量が詰め込まれているんだろうと唖然としました。恐らく読解力のある人なら、その情報量さえ楽しめると思うのですが、私にはすこし情報過多でした(^^;


しかしなんとかそのペースに耐え(或いは無視し)、物語の流れに付いて行けるようになると、実に多彩な土俗や風習が読み手を刺激してくれます。


ネタバレになるので多くは語りませんが。


またこの作品は死んだ人がさも当然のように部屋のなかを彷徨ったり、花や蝶が大量に空から舞い降りて来るなどの、『マジックリアリスム』という手法を取り入れた作品として知られています。


じつは読んでいて、それに感化されたのかも知れない、という出来事がありました。


図書館に行って、エントランスに入ろうとすると、知り合いの顔に似た人がいて、その背中をじっと眺めていると、次にその人と出くわす、といったものでした(じつはその人とあまり遭遇したくないなと、警戒していた矢先でした)。


また夜寝ていて、なにかにフワッと頭を撫でられる感触があり、起こされるということがありました(夢の続き、といった感覚とはあきらかに違います)。


このように、もしかしたら現実のなかでも作用するパワーがこの作品にはあるのかも知れません。


内容についてはすぐに咀嚼出来るタイプの作品ではありませんので、もうすこし落ち着いてから再度上げたいと思います。

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