食への拘りは捨てよ
有明産の海苔が、海水温が高くなり過ぎたために不作で採れなくなっているということです。
また、広島の牡蠣も、同様の理由でおよそ9割の養殖産が死滅し、牡蠣の価格高騰に繋がっているということです。
人間は、あまりにも我儘・傲慢になり過ぎていないでしょうか?
すべての家庭に電気と水道が引かれ、さまざまな家電に囲まれ、食に関してはどこどこ産のものが美味しいなど、グルメレポーター顔負けの講釈を垂れる始末で、日々食べて行けるというありがたさに対しての謙虚さは微塵もありません。
とくに食に関しては過剰ともいえるほどの拘りっぷりで、これから始まるおせちのシーズンにも、どこどこのシェフ監修、北海道の素材直送などと、美辞麗句を並べ立てた勧誘チラシが、ポストに押し込まれています。
このクソ共が、と唾棄せざるを得ません。
おせちなんて元々は年末年始を越すための、保存食という位置付けであったと聞きます。家の人が動かなくて済むように、なるべくダメになりにくい素材を選んで作っているのだということです。
それがいつの間にか、豪勢な食材を競い合い、富裕層にお金を落として貰うための、一ツールに成り下がってしまいました。
戦前の、つつましやかに暮らしていた日本人の姿はどこにもありません。
食べて行けるだけで充分、年末はそういう気持ちになれるような謙虚さこそが重要と思われます。