移動手段を考える
いまの私の主な足はバイクです。
仕事には50ccカブ、ツーリングや山登りには125ccバイクを使っています。
バイクに乗って道路を走ってみると、クルマという乗り物がいかに環境にプレッシャーを与えているかがわかります。
クルマというのは鉄の塊なので、重くて頑丈なのですが、それを余裕を持って動かすため、かなりのオーバーパワーを与えられています。
普通車で車重1100~1500kg、クロカンSUVだと2000kg以上、それらの車体を、たかだか一人か二人を運ぶためだけに使っています。
70kg×2の人間を運ぶために、それだけの移動エネルギーを使っているのです。
そして、道路に与える影響も無視出来ません。
構造に掛かる負荷、アスファルトを削って行く速度、それらは車重が重ければ重いほど早くなります。
砂利を積んだダンプ、荷物をたくさん積んだトラックなどはもう論外ですが、一般の人が移動のためだけに使うクルマも、与えなくてもいい負荷を与えているのです。
いま世間では、EVへのシフトが勢いを失って、ハイブリッド車やエンジン車が見直されて来たということで、我が国の自動車産業の方向性が間違っていなかった、という論説が多勢を占めていますが、自然や環境に負荷をかけるハコを製造しているという点では、どちらもドッコイドッコイなのです。
50ccのカブは非力なので、上り坂では大勢のクルマに抜かされて行きます。
スポーツカーや高級車が、そんな私の横を得意になって追い越して行きます。
そりゃお前らは得意だろうが、もうすこし頭を使って物事を考えてみたらどうだい?
と思います。