会社生活を駆け抜け(た)日々

55歳でひとまず会社生活に区切りを付けたその後の日々

折角のひと時を台無しにされた件

今日、某ショッピングモールに入っているアウトドアショップが明日から一時閉店のため、在庫処分セールをやっているということで、小物などを買いに行きました。



買い物自体はお得な品をゲット出来たんですが、会計の最中に、そのモールの係の人が近付いて来て、


「新しいクレジット型ポイントカードを作りませんか?」


と勧めて来ます。私は無職なので、と断りましたが、その人は、


「大丈夫、いままでも無職の人が何人も作っています。普通の主婦の方も大勢いますよ」


などと言うので、それじゃあ、と言われるままに出続きをして行きます。その手続きがアプリをダウンロードしたり、会員登録したりでかなり煩わしい。やっとの思いで入力を終え、免許証のコピーや引き落とし口座の口座番号など、大事な情報も渡して行きます。


「じゃあ終わりましたので、一階にあるカード受け取り場に行って、発行して貰って来て下さい」


などと言うので、一階に降り、受け付けに並びます。そうして向こうの人がデータを照会して、どうやら気まずそうな顔をしています。


「残念ながら、発行出来ません。これからもポイントカードをお使い下さい」


と、申し訳なさそうに言われました。私は別にカードなんて作らなくても良かったので、わかりました、と簡潔に言ってその場を後にしましたが、なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだろう、とすこし切ない気持ちになりました。


再び係の人の所に戻って、やっぱり作れなかった、と言うと、


「そうですか、誠に申し訳ありません」


と沈痛な面持ちでこちらに謝るのですが、それなら最初からこんなことやらせなきゃいいだろう、と責めたくなりましたね。こちらはすぐ帰れたのを(貴重な時間を潰された、とは言いません)足止めされ、おまけに作れるという前提で、免許証や口座番号など、かなり大事な個人情報を渡してしまったことになります。


まあ相手は大手ショッピングモールなので、情報を悪用する、ということは無いと思いますが、なんらかの形で情報はあちらに渡ってしまったことになります。それに、自分は無職だというのを予め言っていたのだから、もしかしたらカードを作れない可能性もある、ということも断って置くべきだったと思います。そうすれば、自分はそれじゃあ結構です、と言って無駄な時間(と侮辱されたような感じ)を経験しなくて済んだわけですから。


その係の人は、すこしでも自分のノルマを達成したくて必死だったと思いますが、不快な気分になったと言って、激昂する人だっていないとは限りません。私的には、かなり際どいやり口なんじゃないかと思います。


まあもうそのショッピングモールにはよっぽどのことが無い限りは行きませんが(やはり気持ちのいいものではないですから)。

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